光を「つくる・制御する・捉える」技術群

データ通信の高速化やAIの進展、センシング技術の高度化により、光を基盤とするフォトニクス技術は、社会を支える重要な基盤技術へと進化しています。
当社は、光を制御する無機光学素子と、光を発生・検出する光半導体という異なる技術領域を保有し、それぞれの強みを発揮しています。これらの技術は用途に応じて組み合わされ、通信・センシング・表示分野における高性能化を支えています。

光を扱う2つのコア技術

無機光学素子(光の制御)

ナノ構造によって光の伝搬特性を高精度に制御する技術です。半導体プロセスを応用したウェハプロセスにより、ナノレベルの構造を高精度かつ量産レベルで形成し、偏光・位相・拡散といった光の機能を設計通りに実現します。
これにより、無機材料の特性を生かし高温環境や高光強度下でも劣化しにくい高い耐久性を備え、光の損失を抑えた高効率な光利用と、ナノスケールでの精密な制御を同時に達成しています。こうした特長から、プロジェクターや自動車用HUDといった光学システムにおいて、高輝度かつ高精度な表示を支える重要な役割を担っています

光半導体(光の発生・検出)

化合物半導体を用いた光デバイスにより、光の発生と検出を担い、通信とセンシングの両分野を支える基盤技術です。
光通信分野では、InP系フォトダイオードを核としたデバイスにより、200G/400Gを超える次世代高速通信に対応し、データセンターやAIインフラの中核を担っています。また、通信アーキテクチャはモジュールからCPO(Co-Packaged Optics)へと進化しており、光デバイスと半導体の高集積化によって高速化と省電力化に貢献しています。
一方、センシング分野では、紫外から赤外までの幅広い波長に対応したデバイスを展開し、LEDとフォトダイオードなどの光デバイスを組み合わせることで検出性能を高度化しています。これにより、医療、産業、環境分野において可視化や自動化の高度化に寄与しています。
これらの技術により、高速・大容量通信と多様なセンシングニーズの双方に応える価値を提供しています。

当社の強み

当社は光を扱う異なる技術領域をそれぞれ高いレベルで保有しています。ナノ構造によって光を精密に制御する無機光学素子と、光の発生・検出を担う光半導体という、異なる原理・技術基盤を持つ領域を並行して発展させていることが特長です。これにより、用途に応じた最適な技術の組み合わせ提案が可能となります。
また、ナノ加工、化合物半導体、光学設計といった材料からプロセスまでの幅広い技術基盤を有し、それぞれの技術を個別に高度化しながら最適な形でデバイスやシステムに適用しています。さらに、CPOやフォトニック集積回路といった最先端領域にも取り組み、次世代の光技術の進化に貢献しています。